夏を乗り越える!冷風扇と冷風機 どちらがいいのか。
冷風扇と冷風機の違いは
冷風扇と冷風機ですがどちらがいいのでしょうか。
どちらも同じようなもんだと思っていませんか。
冷風扇と冷風機は仕組みが違うので、同じ冷風という字を使われていますが仕組みから違うものなのです。
ではどちらがいいのでしょうか。
どちらにもいいところはあります。
あなたの使い方にあっているのはどちらでしょうか。
どちらがあっているのか見てみましょう!
冷風扇とその特徴とは
冷風扇は水の気化熱を利用して冷風を送るというものです。
原理は簡単です。
扇風機の前に濡れたタオルをかけておくと涼しい風が送られてきます。
これが冷風扇の中で行われます。
エアコンのようにコンプレッサーなどを使用しないので電気代がエアコンに比べて安いです。
水が乾く気化熱を利用するので、室内の湿度が上昇してしまいます。
締め切った部屋などで使うと湿度が高くなりすぎてムシムシしてすごしにくくなるかもしれません。
業務用の冷風扇の吹き出す冷風の温度を計測しました。
室温30℃のときに、冷風扇の吹き出し口で27℃でした。
吹き出し口から3mほど離れたところを計測してみました。
結果は、室温と同じ30℃でした。
3mも離れると温度は同じでした。
また、タンクに水を補給する必要があります。
体感的には3m離れている所でも風が当たらないところよりは涼しいです。
冷風扇のまとめ
・締め切った部屋で使うと湿度が上がる
・水を補給する必要がある
・部屋全体を冷やすことはできない
・冷風扇の目の前だと涼しい
冷風機とその特徴は
冷風機はスポットクーラーと呼ばれるように仕組みはクーラーと同じですが、室内機と室外機が一体になったようなものなのでし冷風が出てくるところは涼しいのですが、後ろから排気があり熱風になるので部屋は熱くなってしまいます。
締め切った部屋の中でクーラーのように使うと部屋は暑くなるので使い方には注意が必要です。
室外に排気をするなど工夫も必要です。
冷風扇より冷風機の方が冷えた冷風が出ますが、電気代が多くかかります。
また、仕組みはエアコンと同じなので除湿をするので排水が出ます。
この排水はタンクにたまる仕組みになっているものが多いので、タンクがいっぱいになったら水を捨てる必要があります。
冷風機のまとめ
・エアコンと同じ仕組みなので冷たい風がでる
・電気代が高い
・排気も同じ部屋に出るので締め切った部屋で使うと室温が高くなる
・排水がたまると捨てる必要がある。
まとめ
冷風扇と冷風機のそれぞれの特徴でした。
使用感としては、冷風扇は大きめの物で冷風扇の前から動かなくてもいい状況ならなかなかいいですが、室温が上がりすぎてしまうとあまり効果は感じられませんでした。
エアコンがある室内で使う時にはエアコンを弱めに使用しながら冷風扇を使うと効果的です。
またエアコンがあまり好きではないという方には冷風扇がいいと思います。
気化熱を利用したものなので、冷えすぎないのでいいです。
冷風機はスポットクーラーというくらいなので涼しい風はでますが、音がうるさいです。
工場などで使う時には気にならない程度ですが、家庭で使う時にはうるさいと感じるくらいです。
涼しい風はでますのでガレージでの作業するときには便利です。
持ち運びも簡単です。
冷風扇と冷風機の違いでした。
同じような名称ですが、違うものなので購入するときには気を付けてくださいね。
あなたの合っているのはどちらでしたか。